宇都宮市自治会連合会
会長 小島 弘義
私たちの住む宇都宮市は、古くから二荒の杜を中心に栄えてきました。江戸時代には城下町として栄え、参勤交代などにより賑わったことで「小江戸」とも呼ばれていました。
その後、今日まで行政と市民の強い絆によりまちづくりが進められてきました。現在では、恵まれた立地条件や交通条件、各種都市機能の集積などにより、栃木県の政治・経済・文化の中心地であると同時に、首都圏の北の都市拠点としても発展し続けております。
近年においては、都市化の更なる進展や急速な少子高齢化社会の到来により、住民相互の交流機会の減少や連帯感の希薄化など、地域社会を取り巻く環境は大きく変化しており、地域をより豊かで活力に満ちたものにしていくためには、自治会が担う役割が、より一層期待されていくものと考えております。
このような中、宇都宮市とともに、まちづくりを進めてきた「宇都宮市自治会連合会」も令和8年度には、結成60周年を迎えることとなり、あらためて「絆と共助の精神」のもとに更なる発展をしてまいりたいと考えております。
そのためには、地域ごとの個性や特徴を十分に生かし、住民一人一人が生活する地域への愛着を醸成しながら、様々な自治会活動を通じて心豊かなまちづくりを進めていくことが必要です。今後は、更に、行政や事業者、各種団体などと緊密に連携していくことが不可欠であると考えておりますので、皆様の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。